NPO法人京滋マンション管理対策協議会からの
公開質問状に対する回答

京滋マンション管理対策協議会におかれては、分譲マンション管理組合の相互交流を深めるとともに、適切な維持管理を行うための調査研究を行っておられるなど、住環境の向上やコミュニティ形成に大きく寄与しておられます。こうした活動に対し、深く敬意を表します。

平成20年1月18日付けの「京都市長候補予定者への公開質問状」について、以下のとおり回答いたします。

京都は、長年にわたる都市居住の歴史の中で、京町家をはじめとする個性あるすまいの文化を形成してきました。価値観やライフスタイルの多様化などもあって、いまや分譲マンションは歴史都市京都の居住形態としてしっかり定着しています。  新旧の様々なライフスタイルや考え方を包容しながら、歴史都市としてこれまで発展を続けてきた京都においてこそ、都市ストック・社会的資産のひとつの形態として、また住まい方のひとつとして、分譲マンション居住が重要なものと認識しております。

分譲マンションのあり方が、市民の皆さんの快適な暮らしを支え、また、周囲とも調和しながら京都の魅力を高めていくものとなることを願っています。

かけがえのない京都の景観を未来に引き継ぎ、また、良好な都市ストックの形成につなげるために、分譲マンションが、適切に維持管理され、その居住者が地域の一員としてその地域に根付いたコミュニティを共に支えあって頂くことが最も大切です。

そのために、私は、分譲マンションにおける適切な維持管理を支援し、また、「京都の最大の社会資本は地域のコミュニティ」を合言葉に、地域の絆を大切にし、地域力を高めるまちづくりを進めるため、分譲マンションの管理組合が高い自治能力を備えたものとなるよう、市民の皆さんとともに力を注ぎます。

  1. 「二つの老い」への対応について
    1. 少子・長寿化のもと、分譲マンションにおいても居住者の高齢化の進行は例外ではありません。また、築年数が経てば、修繕に多額の費用がかかり、高齢者等にとって費用の捻出が課題となってくる事例もお聞きしています。
    2. マンションの計画的な管理は、その寿命を延ばすだけでなく、その価値・ 魅力をも高めるものです。特に、長期修繕計画における資金計画の策定は、 「二つの老い」にとっては重要な課題です。
      このため、居住者の高い自治意識に支えられた良好な維持管理が全てのマンションで行われるよう、マンションフォーラムや分譲マンション建替え・大規模修繕アドバイザー派遣制度などの情報提供や支援・相談体制の一層の充実を図ります。
    3. また、私は、お年寄りをはじめ誰もが生活しやすいまちづくりを重要施策に掲げており、誰もが地域で健やかに暮らせる「安心・健やか都市」の実現のため、住宅のバリアフリー化の支援を進めます。
      分譲マンションについても、マンション全体の価値・魅力を高めることにもつながり、良好な維持管理が続くよう、例えば共用部分のバリアフリー化や耐震改修を支援する施策などを実施します。
  2. 景観政策に対応するマンション政策、環境政策について
    1. このたびの新景観政策は「京都ブランド」をより確固たるものにし、更に都市の活力と魅力向上につながっていくものと評価しています。
    2. 景観政策とそれに対応する建替え誘導策の評価についてですが、今回の新たな景観政策は、直ちに既存マンションの建て替えを求めるものではなく、むしろ京都の優れた景観を形成することにより、分譲マンションの資産価値をグレードアップしようとするものと認識しています。
      そして、価値の高まった分譲マンションを適切に維持管理し、できるだけ長く快適に住まいしていただくことが何より大切だと考えます。
    3. しかし、分譲マンションも、一般の住宅と同様、いずれは建替えの時期が到来します。
      このため、マンションが適切な維持管理の下で良質なストックとして優れた景観形成に寄与していくよう誘導していくため、分譲マンション建替え・大規模修繕アドバイザー派遣制度やマンション建替え融資制度が創設されています。
    4. また、建物を長く快適に暮らせるよう適切に維持管理する場合でも、また、将来建て替えざるを得なくなった場合でも、その際の合意形成が円滑に行われるよう支援していくことが重要であると考えています。
      「良好なストック形成」を基本に、マンション住民の皆さんのご意見を十分にお聞きしながら、新景観政策に対応したマンション政策を更に進化・充実させます。
  3. 政策立案に関する市民参加の仕組みについて
    1. 私は、幅広い市民の皆様の英知を結集して未来の京都をつくっていきたいと考えており、良好な景観形成のため、市民の皆さんが主役となって、その地域での建築のルールなどを創り上げていただくことが何よりも重要だと考えています。
    2.  
    3. 新景観政策についても、市民の皆さんや事業者の皆さんからのご意見を十分お聞きし、更に進化・充実させるとともに、運用を改善します。マンション住民の皆さんとも、ご意見をお聞きする場を設けます。
      また、平成20年度には、新しい住宅マスタープランの策定に向けて学識者等で構成する住宅審議会が開催されます。この中で、マンション政策に関する部会を設けて積極的に取り上げ、また、マンション住民の皆さんや事業者の皆さんなどから意見を聞く意見交換会の開催など、様々な方のご意見を広く聞く機会を設けます。
  4. マンションマニフェストについて

    私の「未来の京都・まちづくりマニフェスト」は、市民の皆さんとともに作る「進化するマニフェスト」です。4年間のあらゆる変化に対応し、現地・現場主義で市民の皆さんの声に耳を傾け、その時々に市民の皆さんにとって最もよい結果となるよう政策に反映することが大切です。
    マンション政策についても、皆さんのご意見を十分お聞きし、政策に反映するよう努めます。

    なお、私のマニフェスト「未来の京都 まちづくりマニフェスト かどかわ大作戦2008」については、  HP「http://kyoto-daisakusen.jp/」をご覧ください。

平成20年1月31日  かどかわ  大作

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